2009年 06月 25日
四角い物体。
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食べ切れなくてカビてしまったパンを庭に置いてみる。
スズメたちは、この四角い物体を警戒して、ほとんど庭に降りてこない。
これがパンという食べ物であることに、いつ気がつくのだろう。
いつも食べているパンは細かくしたかけらなので、これが本体とはわからないのだ。
1時間後、勇者が現れて四角い物体とファーストコンタクトを行う。
襲われないことに安心して、周りをうろうろしはじめる。
1匹が無事なのを見て、2匹、3匹と続く。
そして、気がつく。
「これ、食べものだ!」
パンをついばみはじめるスズメたち。
ようやく気がついたか。ボクは待ちくたびれたぞ。
数匹がパンをつつき始めると、
どこで見ていたのか仲間がどんどん集まってくる。
こんなに早くパンが解体されるとは思ってもみなかった。
みんな夢中。
くちばしでパンをちぎるちぎる。
パンの耳の上に飛び乗る。
真ん中の白いやわらか地帯に入る。
子スズメは、おなかが膨れてうつらうつらしている。
初夏のパン祭りは、とてもにぎやかだ。
日が暮れて、スズメは寝る時間になったので祭りは終了した。
残ったパンのかけらは、明朝に食べつくされ。
残ったものは、スズメのうんこだけである。
ボクは愛をこめてスズメたちに呼びかける。
このうんこたれ。また祭りに来い。
by siromame555
| 2009-06-25 00:00
| おうちのこと。