2012年 07月 13日
大島に行く。その2
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このモニュメントは「風の舞」といいます。
1992年に1000人のボランティアの手によって作られました。
ここで亡くなった人たちの魂が風に乗って解き放たれるように、
そんな願いがこの名前にはこめられています。
風の舞はよい風の吹く、見晴らしのよい場所にあります。
どんなに故郷に帰りたかったでしょう。
家族と離れてつらかったでしょう。
偏見の目で見られて悲しかったでしょう。
亡くなった方々が自由に好きなところに行けますように。
ボクも同じ時代に生きていたら、
この病気と理性的に向き合えるかはわかりません。
だから、よけいに胸が痛い。
実際には関係ないけど、関係あるのだ。
だから、「ごめんなさい。」と悲しい気持ちになるのです。
※この記事は2010年瀬戸内国際芸術祭の思い出話です。
by siromame555
| 2012-07-13 00:00
| 瀬戸内アートめぐり。