2009年 09月 17日
今を楽しめ 越後妻有アートトリエンナーレ2009
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作者:シモン・ビール
タイトル:今を楽しめ
赤い屋根の四阿(あずまや)に6つの冷凍庫が設置されています。
冷凍庫の中には、雪だるまが1体ずつ入っています。
作者が松代の子供達とつくったもので、
トリエンナーレの会期終了後は大地に戻すのだそうです。
この冷凍庫6個のうち、5個にはドアに鍵がついておりません。
自由に開閉できるのです。
お客さんが開けたいと思ったら、ドアを開けて雪だるまに触れる事も出来る。
もし忘れて開けっ放しになっていたら、雪だるまは溶けてしまいます。
外に放り出されてしまう可能性だってあるわけです。あわわ。
雪だるま自体、いつかは溶けてなくなってしまうはかない存在です。
それなのにあえて鍵をつけないのは、
お客さんと楽しい時間をすごすことによって溶けてしまうことがあっても、
それがこの作品の姿なのだと、作者が考えているからだろうと思いました。
「今を楽しめ」
このタイトルは、ボクらにあてられた作者からの言葉なのでしょう。
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と、いろいろ考えてしまったのですが、
鍵は会期中に壊されて修理がされていないだけだったら笑っちゃうなあ。
by siromame555
| 2009-09-17 00:00
| 越後妻有アートめぐり。