2009年 12月 12日
西表島。
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西表島に上陸。
ここは島の90%がジャングル。
いわゆる秘境の島である。
まだ見ぬ世界へ探検に行きたい気分はやまやまだが、
ボクはハブとヤマビルが怖いのだ。
ハブは蛇だからまだいい。
攻撃的かもしれないが、だいたいの動きの予測がつく。
ヤマビル、これは未知の存在。怖い。
ジャングルを舞台にした映画では、
密林の樹上から謎の生き物がべたべたっと降ってくるシーンがよくある。
体のあちこちにへばりつかれ、血を吸われて悲鳴をあげる一行。
あの生き物がヤマビル(もしくはヒルの仲間)である。
無理に引き剥がすと皮膚の傷が深くなるので、タバコの火を押し付けるとよいと聞く。
えー、あんな生き物に吸い付かれながら、
鞄からライターとタバコを取り出して、ぷーっと一服しつつ火を押しつける余裕ないよ。
くっつかれた時点で、うぎゃぎゃぎゃー!となってやみくもに走っちゃう。
もちろんヤマビルくっつけたままで。
念のため対処法は調べつつも、今回はジャングルに入らないことを選択したボク。
ちなみに再び西表島に来ることがあれば、きっと足を踏み入れるだろう。
初めて見たマングローブ林は、少しお疲れのご様子。
観光船が通る場所なので、根が傷むのかもしれない。
初めて見たサキシマスオウの根も、少しお疲れのご様子。
さっきまで修学旅行生もたくさんいたし、
多くの人に踏まれたら、やっぱ疲れるでしょう。
西表島では、観光地化された安全な場所がまだ少ないので、
観光客は必然的に同じルートをたどることになり、
一部の地域の自然だけが悪化しつつあるように思えた。
しかし、そのおかげで大きなジャングルは守られている。
セマルハコガメや、イリオモテヤマネコの住むジャングル、
ずっと静かなままであってほしい。
この日まで悪天候が続いたが、ようやく晴れてきた。
海の色が明るくなってきてボクは喜ぶが、
ご主人様曰く、本来の沖縄の色はまだまだらしい。
それは楽しみなことである。
by siromame555
| 2009-12-12 00:00
| おでかけした。