2007年 11月 11日
はくちょう丸。
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榛名湖には、「はくちょう丸」という白鳥型遊覧船があります。
ボクがそこにたどりついたのは、もう船が終わった時間でした。
やだーやだー、乗りたいのにー。
ロープウェイに引き続き、「乗り物大好き!」な幼児のノリになっている。
自覚はあるが、あまり反省はしていない。
そして翌日の朝、また遊覧船乗り場へ足を運んだのでありました。
はくちょう丸には時刻表がありません。
お客さんが集まり次第出発するという。
100人乗りのこの船に、何人集まればよいのでしょう?
係りのお兄ちゃんに質問すると、「5人集まれば出発します。」とのこと。
えっと乗船料が1人700円だから、5人で3500円。
なんだかめちゃくちゃ赤字な気がするのですが。
朝一に主人とボクは遊覧船乗り場に行き、他のお客さんが来るのをじっと待った。
しかし、観光地の朝は遅いのか、待てども待てども誰も来ない。
突然、主人が「よし!はくちょうに乗りに行くぞ!」とお店のほうに動きはじめる。
ボクは、ついにお客さん来たのか?と周りを探すが見当たらない。
お店に行くと、主人は「5人分の金額を払うから、はくちょう丸を動かしてほしい。」と、交渉していた。
(すごくかっこよかったですよ。ええ。)
お店の奥さんは、「貸切ですか。それなら4000円になります。」と、
申し訳なさそうな顔をしつつも金額はゆずらない。なかなかしたたかである。
あんな大きな遊覧船を4000円で動かしてもらえるなんて!と、
ボクは主人の懐の心配もせずに、感動することしきりである。
そして、4000円のはくちょう丸貸切ツアー(20分)に旅立つのでありました。
榛名湖を泳ぐはくちょう丸の中心のタラップにボクは立ち、
点々と浮かぶ小さな白鳥ボートに、皇族スマイルで手を振ってみたり、
「子分!子分!」と偉そうに呼んでみたりと、ハイテンションで貸切気分を満喫した。
主人はいつもどおりの飄々とした様子で、おとなしく写真を撮っていました。
もっと威張ればいいのに。
そんな気分も20分後には、もとどおり。
はくちょう丸に乗れてよかったなあ。どうもありがとう。
そして、そのあと2人は小さな白鳥ボートにも乗り込んだのでありました。
by siromame555
| 2007-11-11 00:00
| おでかけした。